30年を越える国内でも歴史ある佐渡での野外フェスティバル。
2018年、日本紹介サイト「japan-guide.com(ジャパンガイド)」で「訪日外国人の旅行先満足度 No.1」に選ばれました。

鼓童が国内外で出会ったアーティストや文化人を佐渡に招き、豊かな自然の中で多様な文化を交錯させ、新しい地球文化を創造しようと1988年から佐渡市とともに開催している国際芸術祭。

米国ニューヨークタイムス紙に「日本で最先端のワールドミュージックイベント」と評され、1994年「国際交流基金地球市民賞」、2008年「ふるさとイベント大賞(総務大臣表彰)」大賞、2009年「ティファニー財団賞・伝統文化大賞」を受賞。

2016年より「たいこのこども(たいこの前では、みんなこども)」をテーマに、佐渡の方々とともに佐渡に広がる地域に根ざした新たな取組を開始。

2018年より「響く島。SADO」をスローガンに、これまでの3日間のコンサート・ワークショップ・フリンジなどに加え、「さどの島銀河芸術祭」をはじめとする佐渡島内のイベントと連携。

2019年、メイン期間の3日間の来場者は延べ約27,000人、また「響く島。SADO」プロジェクト全体(開催期間4月〜翌1月)では約45,000人のお客様が来場。

2020年、新型コロナウイルスの影響を考慮し、EC初となる無観客・オンライン配信という新たな試みにチャレンジ。「佐渡から、ひとつの地球へ」をテーマに、3日間で全34ものオンラインプログラムを全世界に配信した。

アース・セレブレーション構想

佐渡の自然を舞台に、世界の音楽・人間交流を通じて、地球共同体のきずなを強める試みをしたいと思います。
そして、相互理解の中から新しい地球文化を築きあげ、人間が人間として生きられる世の中に、一歩でも近づけたいと思います。
夏の夜、潮騒に乗ってタムタムの音が遠くに聞こえ、満天の星の下、ガムランや神楽の音が流れていく、そんな情景を実現させたいですね。
河内敏夫「季刊 鼓童 1983年秋」より

河内敏夫(かわうちとしお)

1950年東京生まれ。1971年「佐渡の國鬼太鼓座」旗揚げに参加、佐渡で共同生活を始める。舞台では主に三味線を担当。1981年「鼓童」を結成、初代代表となる。プロデューサー、演出家として舞台をまとめるだけでなく、鼓童の精神的支柱として、地域からの情報発信、地球時代の国際的な文化交流を目指した鼓童村構想や国際芸術祭「アース・セレブレーション」の計画に情熱を注いだ。1987年1月1日、旅行先のフィリピンで不慮の死を遂げる。「ハンチョウ」の愛称で慕われた。